メダカの基本飼育の落とし穴!?【エサの与え方・水換え方法とタイミング】

簡単飼育

メダカの基本飼育について

日頃のメダカのお世話は以下の2点です。

● 餌をあげる
● 水換えをする

餌の与え方

メダカに餌を与えるのは楽しくてついつい多くあげてしまいがち。しかしメダカが食べ残した餌や、メダカの排泄物は飼育水を汚し水質を悪化させてしまいます。適度な回数と適度な量が大切です。基本的なメダカの餌と与え方のポイントは以下の3点です。

● 餌の種類
● 餌を与える回数とタイミング
● 1回に与える量

餌の種類について

メダカの餌となるものは人口餌やプランクトンなどの生餌です。人口餌にもフレーク状のものや顆粒タイプのものなど、もっと言うと産卵促進用や色揚げ用、稚魚用など様々なものがあります。ご自宅にいるメダカの大きさや目的によって選んでいただければ構いません。生餌のプランクトンとはミジンコやゾウリムシなどの動物性プランクトンとグリーンウォーターに含まれる植物性プランクトンのことです。
メダカ初心者の方は難しく考えず人口餌だけで問題ありません。メダカ飼育に慣れてきたり、メダカが卵を産んでメダカのあかちゃん(針子)が誕生した時には生餌も検討してみてください。

ミジンコやゾウリムシなどの生餌に興味がある方はこちらをご覧ください。

餌を与える回数とタイミング

基本的には1日2回、朝と夕方に与えてください。
ただしメダカを屋外で飼育している場合、季節によって回数もタイミングも変わります。
極端な例えだと真冬にはメダカはほぼ冬眠状態になりほとんど餌を必要としません。逆に産卵期には飽和給餌といって産卵を促進するために5回以上与えることもあります。屋外飼育の場合、季節による環境の変化と共に餌の与え方も変わるということを覚えておきましょう。
環境変化の少ない屋内でメダカを飼育している場合は、年間通して1日2回、朝と夕方に与えてください。

1回に与える量

1分以内で食べきれる量を様子を見ながら2~3回に分けて与えてください。

水換え方法

2週間に1度1/3程度の水換えというのが一般的に推奨されていますが、これはあくまで飼育環境が年中安定している屋内飼育に限ります。また、同じ屋内飼育でも容器の大きさやフィルターの有無などでも環境は違い、水質の悪化するスピードが違います。濾過バクテリアが育つ環境であれば推奨の水換え頻度と量で良いと思いますが、屋内でエアポンプや簡易的なスポンジフィルターで飼育しているのであれば全換水をおすすめします。

推奨する水換え例

私の実施している水換えの判断基準と考え方です。

屋外飼育の場合

屋外飼育の場合、よほどの事でない限り飼育水は自動的にグリーンウォーターになっていきます。
私の場合、このグリーンウォーターの色の濃さで水を判断しています。
徐々に濃くなっていくグリーンウォーターですが、水質の変化によって突然クリアウォーターに傾く場合があります。これは、植物性プランクトンが消滅していってしまう水質になったサインだと思っています。早急に水を全換えします。
グリーンウォーターが抹茶のように濃くなり過ぎる場合があります。これは植物性プランクトンが増えすぎている状態で、メダカが酸欠になる恐れがあります。その場合、半分くらいの飼育水を汲み取って汲み置きしておいた水で適度にメダカが見える濃さに調整します。その際、急激に水質が変化しないように10分置きくらいで徐々に汲み置き水を入れてください。数日でまた同じような濃さに戻ってしまう場合、水を全換えしています。
また、蒸発して少なくなったら汲み置きしておいた水を足します。毎日のように足し水をしている方が、水の状態は保てます。

屋内飼育の場合

外部フィルターを使用したり、赤玉土とエアレーションなどでバクテリアが育つ環境を作ってあげれば基本通り2週間に1/3程度の水替えで良いと思いますが、エアレーションやエアフィルターのみで飼育している場合、水の劣化スピードが早くメダカが病気になるリスクが高くなるので、水換えの頻度を1週間に1~2回に増やし、1度に換える量を1/5と減らします。そして1ヶ月に1度は全換えを目安に実施しています。

屋外・屋内共通して

日頃から同じ環境下に飼育容器とは別に汲み置きしておくとカルキ抜きもしなくて良いうえ、水温もほぼ同じなので便利です。

まとめ

メダカの基本飼育の落とし穴とは一般的に言われている水換え頻度!!
メダカの飼育の方法は十人十色で、情報に惑わされることも多々あります。どれを試しても上手くいかないことも、なぜ上手くいかないんだろうと悩むこともたくさんあります。自分にあった飼育法を探していくのも楽しいメダ活の一部だと私は思っていますのでみなさまも試行錯誤試してみてください。
お困りのことがありましたら気兼ねなくお問い合わせくだされば、僭越ながらアドバイスさせていただきます。

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