メダカ屋内飼育に照明は必要??メダカの照明(ライト)適正点灯時間は?

ワンポイント

メダカを屋内飼育する際に照明(ライト)は必要なのか?意外と知らない照明(ライト)の役割と重要性、また照明時間などの使用方法についてご説明します。こんな方に参考にして頂きたい記事です↓↓

● 水槽を綺麗に見せて観察しやすくするためのものだと思っている方
● 屋内飼育でメダカが上手く飼育できない・育たない
● せっかくガラス水槽で飼育しているのに飼育水が青水になってしまう
● すぐコケが生える

メダカ屋内飼育に照明は必要??

メダカ飼育を始めたばかりの方の中には観賞魚用照明(ライト)はメダカを観察しやすくするために点けるものだと思われている方もいると思います。部屋の水槽がライトアップされてメダカも綺麗に見えるため一日中照明を点けていませんか??メダカ飼育においての照明の役割と使用方法を理解すれば管理もしやすくなる上にメダカにとっても快適な環境になります。

メダカ飼育において照明の役割とは

● メダカの体内時間の形成
● メダカの骨格を作る手助け
● メダカの産卵を促す

まず照明の役割とは飼育者のためではなくメダカのためだということを理解しましょう。メダカは人間と同じように太陽の影響を大きく受けて生活しています。明るい時間に活発に動き、夜間はほとんど動かずに体を休めています。屋外でメダカを飼育していれば自然に昼夜が出来て生活リズムが形成されますが、屋内で飼育している場合には照明器具が太陽の代わりを補っているため飼育者の管理次第となります。屋外での日照時間は最も長い夏至で約14時間、最も短い冬至で約10時間です。これに合わせるイメージで10時間~13時間程度の点灯時間が好ましいです。またメダカの産卵には条件があり、その中のひとつが日照時間12~13時間です。屋内で産卵を促進させる場合は13時間程度を目安に点灯してください。
太陽光にはメダカの骨格を形成する作用があり、メダカの成長やメダカの健康を維持するためには必要なものです。屋内飼育において太陽の代わりになるのが照明器具のため、照明選びには紫外線が出る植物育成ライトなどが使われることもあります。

照明器具の選び方とお勧めライト

メダカに使用する照明(ライト)には色々な種類があります。近年ではLEDライトが主流になりましたがLEDにも単色と複数色が切り替えられるものもあります。諸説あると思いますが、メダカの成長に効果が高いのは赤の光だという実験結果もあるようなので赤のLEDが含まれたライトがお勧めです。また本来の目的である太陽光の代わりといった意味では、昔ながらの蛍光灯ライトの方が紫外線がたくさん放出されるため最適なのですが今では入手困難となっています。
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ライトに備わったタイマー機能については使い勝手が悪くお勧め出来ません。規則正しく点灯させるのに最適なのがタイマー付きコンセント!!スマートフォンを使って遠隔でON/OFFが出来たり、スケジュールを登録すれば7時にON、20時にOFFといったことが毎日自動で切り替わります。複数口もありますので合わせてご覧ください↓↓

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水槽・容器の設置場所での違い

屋内であっても明るい部屋や窓際に設置している場合と、全く光が入らないガレージや暗い部屋に設置している場合とでは、照明点灯時間も異なります。明るい部屋の場合は足りない光を補うイメージで点灯してみてください。

鑑賞する時間帯にライトを点けたい

せっかく部屋に水槽があるなら夜間ライトアップして鑑賞したい!!これはアクアリストなら誰しもが思うことです。私の場合は11時~23時の12時間点灯するようにしています。仕事などで外出中の11時に点灯を開始するため、先程ご紹介したタイマー付きコンセントを使用し管理しています。ただしこれを実施するには消灯時の明るい時間帯、暗い部屋で日光を遮断してあげる必要があります。長すぎる点灯はメダカの負担になるだけでなく、青水やコケの原因になるのでご注意ください。

メダカの屋内飼育においての照明まとめ

屋内でメダカを飼育していて何故かメダカが上手く育たなかったりポツポツと落ちてしまう場合、水質が維持できていないという理由の他にメダカにとって重要な太陽光(照明)が不足しているのが原因だったりします。十分な光が確保できない場所での飼育には照明器具の導入をお勧めいたします。
照明(ライト)の点灯時間にも注意が必要です。メダカの生活リズムを考えて休める時間もしっかり作ってあげてください。長時間の照明は青水やコケの原因になります。すぐに青水化してしまう場合、照明の他にも直射日光が入っていたり照明時間が極端に長く点灯していませんか?また、一度青水になってしまうと水換えしても直ぐに青水化する場合があります。
タイマー付きのコンセント等を使用し、規則正しく点灯消灯してあげることでメダカの生活リズムも構築してあげることができます。産卵の条件さえ整えば冬場でも屋内で十分に繁殖させることも可能なので照明点灯時間なども調整しながらお試しください。

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