メダカを屋外で飼育される時の飼育容器の選び方のポイントについてのまとめです。
容器選びのポイント
● 水面の面積と水深による違い
● 設置場所による違い
● 素材による違い
容器の色について
メダカに適した容器の色とは？色の濃い容器と薄い容器の特徴やメリット・デメリットはどんなことがあるでしょうか？色の濃い容器と色の薄い容器の特徴の比較と特徴を踏まえた設置場所についてご説明します。
色の濃い容器の特徴
● 光を通しにくく青水になりにくい
● メダカの色が濃くなり綺麗に見える
濃い色の容器のメリットとして、メダカの保護色を利用した色揚げ効果があります。メダカは濃い色の方が綺麗に見える品種が多く鑑賞面で黒などの濃い色の容器を好んで使われている方が多いです。メダカの体色変化についてはこちらをご覧ください。
紫外線や太陽光を通しづらく過度に濃い青水になりにくいため、雨による青水の沈殿や水質悪化を起こしにくい容器です。青水と雨による水質悪化についてはこちらをご覧ください。
青水になりにくいためビオトープなどクリアウォーターで飼育するのにも適している容器とも言えます。
一方、夏場のデメリットとして、黒い容器は熱を吸収しやすく水温上昇に注意が必要です。過度に水温が上がることで水質悪化が起きやすいです。小さい容器ほどしっかりと遮光対策していないと真夏は飼いづらい傾向にあります。
色の薄い容器の特徴
● 青水になりやすい
● 水換えのタイミングがわかりやすい
● メダカの体色が薄くなる
薄い色の容器のメリットはメダカの大好きな太陽光が入りやすい容器です。色が薄いので水温は濃い色の容器と比較すると上がりづらいく真夏にも適している容器と言えます。
また、水の色が見えやすいので、水の汚れや水の傷み具合が把握しやすく水換えのタイミングがわかりやすいのもメリットです。
デメリットとしてメダカの体色が薄くなりやすく品種によっては本来の綺麗な色味が見えづらくなります。
また、太陽光を通しやすいため青水になりやすいのですが、すぐに過度に濃くなり過ぎてしまうという一面があり、濃くなり過ぎた青水に雨が降ってしまうと水質悪化に繋がります。
容器の色によって設置場所を変える
前項であげたメリット・デメリットを参考に容器の色によって設置場所を変えて使用するのも良いかと思います。
特に夏場には水温上昇を考慮し日当たりが良い場所には色の薄い容器、逆に日当たりが悪い場所には色の濃い容器を設置したりするなどして対策してみましょう。
容器の水面の面積と水深について
メダカは水面の方を泳ぐ魚です。水面が広ければ広いほど縄張り争いなどの小競り合いも起こりづらくなります。また、１匹１匹の生活空間が広くなることで成長も促進されます。同じ水量の容器であれば水面の面積が大きい容器を選びましょう。
また、同じ水面の面積の容器であったら水深は深い方がメリットが多くあります。水量が増えることで水も汚れにくくなり飼育しやすくなる上、夏場の高温対策や冬場の越冬対策にも水深があった方が良いです。
結果的に大きくて深い容器が良いということになってしまうのですが、飼育するメダカの数によって適度な水面の面積の大きさを確保しつつ、できるだけ水深があり水量が確保できる容器というのを考慮して容器選びの参考にしてみてください。
容器の素材について
容器の素材には、プラスチック・FRP・発泡スチロール・陶器など様々です。また、同じプラスチックでも素材の厚みにより光の通し方も違います。色揚げ目的で黒い容器にしても厚みの薄い素材だと側面から光が透けて入ることで効果が小さくなってしまいます。発泡スチロールは水温変化が緩やかで、内面での光の反射も抑えることができるので個人的にお勧めです。
屋外メダカ容器の選び方まとめ
容器を設置する場所の日当たり等の飼育環境によって容器の色や大きさを選ぶポイントをご紹介しました。飼育するメダカの数はもちろんのこと、ご自宅の飼育環境や飼育スペースの問題もあるかと思います。
● メダカの品種にもよりますがメダカ本来の綺麗な色を出すためには濃い色の容器が好ましいのですが、夏時期には遮光対策をしっかりとする必要があります。
● 夏場、薄い色の容器で飼育する場合は濃くなり過ぎた青水に雨が入った後は注意が必要です。
「水量・表面積・水深・色・素材」これらポイントを意識して飼育環境に適した容器選びの参考にしてみてください。今回のまとめ記事の内容はこちらの動画を参照にしております！！動画後半では媛めだか様の使用している容器を一つづつ紹介されています。あわせて是非ご覧ください！！
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