メダカの針子の育て方<基本編>針子のえさと飼育水の管理方法

簡単飼育

メダカの針子の育て方<基本編>針子のえさと飼育水の管理方法

卵から孵化したメダカのあかちゃん(針子)の育て方について説明します。

針子のえさ

生まれたばかりのメダカのあかちゃんはヨークサックと言われる栄養袋がお腹にあり、そこから2~3日の間栄養をとります。しかしえさを与えればすぐに食べ始めるので少しずつ与えてください。基本的なえさは人口餌で構いませんのでパウダー状のものを与えます。

代表的な針子の餌は4点

● 人口餌(パウダー)
● グリーンウォーター(生クロレラ)
● PSB
● 生餌(ゾウリムシ)

針子は一度に食べれる量が少ないので少量を多い回数あげるのが理想ですが、仕事などで現実的に難しい方にはグリーンウォーターで飼育する、朝PSBを飼育水に入れる、ゾウリムシなどの生餌を与えるなどを取り入れることで針子が常に栄養をとることができます。

容器のメンテナンス

● 油膜取り
● 餌の食べ残しと排泄物の除去
● 水換え

メダカの針子の室内飼育に必須!油膜取り

メダカの針子を室内飼育する場合、水面が油膜でおおわれてパウダー状のえさが広がらず、油膜の上に乗っかっている状態になります。針子がえさを食べれなかったり、油膜がひどいと酸欠状態になります。えさの広がり方を見て、必要であればこまめにキッチンペーパーなどで油膜を取ってください。

極弱でエアレーションをするのも油膜対策では有効ですが、流れが強くなると針子の体力を奪うことになるので注意です。コックを使ってエアーの量を調整してエアレーションしてください。

餌の食べ残しと排泄物の除去

数日経つと容器の底に沈殿物が溜まってきます。水質の悪化に繋がりますので、大きめのスポイトで掃除機をかける様に吸い出してください。針子を一緒に吸わないように注意が必要です。終わったら減った分カルキ抜きした水を足してください。

メダカの針子容器の水換えについて

水のにおいや色などで水質が悪化したと感じたら、早急に水換えをしてください。その際、8割くらいを新しい水に換えるようにします。

新しい容器にカルキ抜きした水を8割程度入れて水温が同じになるまで放置します。水温が同じになったら、大きめの軽量スプーンなどで古い水ごと針子をすくって移します。
※短期間なのでそこまでph値は変わっていないと思いますが気になる場合は水合わせを行ってください。

おすすめアイテム

すべて百均で揃います。スタッキングボックスは大きさ的にも使いやすく1個の容器で30~50匹ほどの針子を育てられるのでおすすめです。

● スタッキングボックス(セリア)
● 大きめのスポイト(セリア)
● 大きめの軽量スプーン

針子の育て方まとめ

針子を上手に育てるには、こまめなえさやりと、飼育水の管理につきます。
早く大きくなってほしいのでたくさんえさを与えるのは良いのですが、一度に食べきれない量のえさを与えて水質が悪化することで失敗するという人が多いように思います。人口餌は食べきれる量をこまめにあげましょう。

こまめにできない方は生クロレラやPSBで栄養満点の飼育水で飼育し、ゾウリムシなどの生餌を与えるのも効果的なので視野に入れてください。

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