冬もメダ活!!メダカの屋内飼育のすすめ!!【スパイメダカ】

ワンポイント

メダカのシーズンといえば5月~10月。オフシーズンは屋外で越冬させるといった方もたくさんいるかと思いますが、そんなオフシーズンでも屋内加温飼育することで冬でも産卵させ1年を通してメダ活を楽しむことができます。

屋内飼育のポイント

シーズン中屋外で簡単に増やすことができた方でも屋内に切り替えたら上手くいかないといったケースもたくさんあります。
基本的に屋外飼育よりも屋内飼育の方が難易度が高いと感じる方が多いのではないでしょうか?
屋内飼育の成功の秘訣となるポイントをご紹介します。

● 出来る限り多い水量
● スポンジフィルター等を使用したエアレーション
● 13~14時間の照射
● 飼育水内の栄養

水量について

屋内では屋外に比べ水質が悪化しやすい傾向にあります。容器の大きさが大きければ大きいほど水質は安定します。
濾過槽を作り容器すべてをオーヴァーフローで一括管理できればベストですが、なかなかできることではありません。可能な限り水量の入る容器で定期的に足し水や少量の換水を心掛けましょう。

エアレーションについて

屋内でフィルターやエアレーションをしていないと、風などの影響もうけず水面が揺れないため水面に油膜が張ってしまいます。油膜が張ることでのデメリットや対策方法は別記事で紹介していますので合わせてお読みください。

照射について

メダカを健康に育てるためでもあり、産卵させるためには適切な照射時間が必須となります。こちらも詳細は別記事で紹介しています。

飼育水の栄養素

屋内でもグリーンウォーターになる環境なら問題ありませんが、どうしても飼育水中の栄養素が不足しがちです。特に産卵を目的とした場合は栄養素が不足していることで産卵しなかったり無精卵が増えたりするケースがあります。この場合こちらの添加剤を使用することで解消することもあります。内容量に対して1度に消費する量が多いのでまとめ買いをお勧めします。

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これから屋内飼育にチャレンジする方へ

屋内の飼育環境をこれから作ろうとお考えの方へ私のおすすめアイテムをご紹介します。(幅1200mmのスペースが確保出来る方にお薦めしたいラインナップです。)

メダカ容器を並べる棚

容器の数を確保するためスチールラックを推奨しますが、安価で購入できるスチールラックは重量に耐えられず垂れてしまうため値段は高額になってしまいますがルミナス製のスチールラックを推奨します。また、スチールラックを使用するメリットとして棚の下にライトを設置するのが簡単です。
参考までに棚4段使用して、NV-BOX22 が12ケース、NV-BOX13 なら16ケース設置可能です。

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※注意!!
上記内容でフルにセットした場合、床に掛かる総重量が相当重くなります。床の下地の状況によっては危険ですので十分に注意してください!!

ライト

本来は紫外線が出る昔ながらの蛍光灯や植物育成ライトなどがベストなのですが、今回ご紹介するのは最安値で設置可能なLEDライトです。長さが1170mmありますので使用するスチールラックが1200mm以上に最適です。また、連結コードを使用することでコンセントが1つで済むのも最大のメリットです。ただし、付属される連結コードは短いため上下段で連結させるには別売りの長めの連結コードが必要になります。私は、タイマー付きコンセントタップを使用し自動でON-OFFするようにしています。

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↓↓ 照射時間の設定もスマホで簡単にできます。

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エアレーション・エアフィルター

エアーポンプは分岐して使用するのでそれなりに出力があるものでなくてはなりません。私はシーズン中屋外で使用していたブロワー【安永 AP-40】を屋内に移設して使用しています。ブロワーの分岐方法は以前別記事で紹介していますので合わせてお読みください。

またフィルターは水質を安定させるために投げ込み式のスポンジフィルターを使用しています。NVボックスで使用すると立ち上がりのパイプが長いので水面より少し下になるようにカットしています。

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加温について

容器ひとつひとつにヒーターを入れるのは相当な電気代が掛かります。たくさんの容器を一つの部屋で管理するようならエアコンによる空調管理の方が断然低コストで管理できます。また、空調管理で行なう際にはサーキュレーターを併用して上下の空気を循環させた方が効率的です。
室温設定に関しましては部屋の広さや形、エアコンの性能にもよりますので一概には言えませんが、おおよそエアコン26~28度設定で水温23度~26度くらいでいけるかと思います。ちなみに私のところでは日当たり無しの土間で行なっているため32度設定で水温26~27度となっています。

メダカの屋内飼育まとめ

飼育環境さえ整えば冬でも繁殖を楽しむこともできます。余談ですが、ガラス水槽やクリア容器で飼育観察するのであればGODなどの背地反応(保護色機能)がないタイプのメダカがおすすめです。
屋外でのメダカ飼育に比べ必要なアイテムが多かったり電気代が高くなったりとデメリットと思えることも多々ありますが、その分1年を通して楽しいメダ活ライフが過ごせるといった大きなメリットもありますので是非チャレンジしてみてください。
今回のブログ記事がこれから屋内飼育にチャレンジされる方の参考になれば幸いです。

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