メダカの色を最大限に引き出すには!?メダカの色揚げ攻略のヒント!!4種類の色素胞

ワンポイント

メダカの品種によって黒い容器が良い?薄い色の容器が良い?なぜ容器の色がメダカの色に影響するのか??
今回はメダカの色が変わるメカニズムとそれを利用した色揚げについてまとめました。

メダカの体色変化について

売り場では凄く綺麗だったメダカが、購入し飼育しているうちに色が薄くなってしまったり、全然違う品種のようになってしまったことはありませんか?それはメダカの保護色反応や背地反応と言われる機能が働き体色を変化させているのが原因です。メダカの色が変わる理由を知ってメダカの色を最大限に引き出してみましょう。

メダカの色を左右する4種類の色素胞

● 黒いメダカに多い黒色素胞(こくしきそほう)
● 赤く見えるメダカに多い黄色素胞(おうしきそほう)
● 白いメダカに多い白色素胞(はくしきそほう)
● 体外光系のピカピカ輝いているメダカに多い虹色素胞(こうしきそほう)

メダカには4種類の色素の粒、色素胞があります。この4種の色素の割合で真っ黒のメダカ、赤いメダカ、白いメダカや、グアニンでピカピカと輝くメダカだったりするわけです。
この色素胞、メダカ飼育において容器の色で変わってきます。このことを保護色反応、背地反応と言います。

メダカの保護色反応のセンサーは眼にあり!!

メダカの体色変化は、眼から入る情報が変わってくるなど、色々な要因によって色素の粒が凝集または増減等が変わり体色が変わってきます。

メダカ飼育において容器の色というのは単に薄い色・濃い色だけでなく、容器の側面から入る光や、底面からの光の反射によっても反応の仕方が変わってきます。薄い色の容器では容器の側面からも光を通し、容器に入った光も側面や底面に反射します。それに対し黒い容器ではほぼ上からの光だけになります。これらの光をメダカは眼から情報を感じとっているのです。

視力の弱いメダカは保護色反応も弱い

同じ品種でもスモールアイなどの弱視のメダカは保護色反応も弱く、同じ飼育環境でも体色の出方が違います。

春夏秋冬での違い

春夏秋冬でもメダカの色は変わります。これは春夏秋冬で水温の変化や、繁殖期の影響があったりしますが、季節においての光の変化も大きく影響していると考えられます。

色素胞の拡散と凝集

色素胞は広がったり縮んだりしています。

● 黒色素胞の拡散
暗い場所や濃い容器のメダカの色素胞は周囲の色に合わせるように色素胞が広がります。色素が拡散されることにより色が濃く見えます。
● 黒色素胞の凝集
明るい場所や明るい色の容器では色素胞は縮みます。色素が凝集することにより色が薄く見えます。

保護色反応・背地反応について

保護色反応・背地反応には2種類あります。

● 生理学的体色変化
● 形態学的体色変化

生理学的体色変化はすぐに色が変わる反応で、形態学的体色変化は時間をかけてゆっくりと色が変わる反応です。
飼育しているメダカの本来の発色を出すためには形態学的体色変化を出す必要があります。これには1ヶ月近く時間がかかることもあります。

体外光も伸ばせるのか!?

体外光は針子や稚魚の頃にはまだ見えず、成長と共に徐々に光っている部分が増えてきます。ではこの体外光をより伸ばす方法はあるのでしょうか?

メダカ愛好家の中では様々な情報が飛び交っています

● 水温が高いと伸びやすい
● 太陽光を当てることで紫外線を制御する目的で伸びやすくなる
● 太陽光に当てない方が伸びやすい
● 白や明るい色の容器の方が伸びやすい

体外光を伸ばそうと上記を試してみた結果「伸びた」と実感してしまう方も多いのではないでしょうか??実際いずれかは良い結果に繋がっているのかも知れませんが一概にこうしたからこうなったと言えるものではありません。体外光は成長と共に伸びていきます。どれを実践していても同じ結果になっていたかも知れません。

体外光は遺伝による影響が強い!?

体外光は成長過程での飼育環境よりも親からの遺伝による伸びる・伸びないという影響の方が強いのかも知れません。体外光を伸ばす方法として間違いないのは、時間は掛かりますが体外光の伸びの良い親を厳選して累代する事が一番の方法ではないでしょうか。

赤く見えるメダカを色揚げするには

赤く見えるメダカですが実際には赤の色素胞は確認できておらず黄色素胞により赤に見えていると言われています。こちらを色揚げする場合は色揚げ用の人口餌が効果的です。

メダカの色揚げまとめ

メダカ飼育において飼育容器の色を選ぶ際には、容器に入れるメダカの品種や出したい表現によって容器の色を選ぶ必要があります。容器の色や素材によって光の入り方や反射の仕方が変わります。
メダカは眼から得た情報を基に体色を変化させています。これはメダカの持つ4種類の色素胞の広がり方とバランスにより表現を出しています。特に黒系のメダカは黒色素胞を広げてあげる必要があるため黒容器での飼育をお勧めします。
私の実体験ですが、同じ黒容器でも素材により光の反射の仕方は変わりプラスチック容器よりも発泡スチロールの方が側面からの光を遮り反射も抑えることが出来ました。
また、保護色反応にはすぐに反応が出る生理学的体色変化と時間を掛けてゆっくりと変化が出る形態学的体色変化があります。飼育しているメダカの本来の体色を引き出すためには後者の反応を出す必要がありますので時間を掛けて変化を観察してください。

今回の記事を書くにあたり参考にさせて頂いた動画はこちらになります。あわせてご覧になってください!

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