メダカを容器に移す時の注意点!水合わせがメダカ飼育成功の第一歩!!

簡単飼育

こんにちは、スパイメダカです。

熱帯魚歴28年。
メダカ歴はたったの2年の私ですが、15匹からはじめたメダカを約半年で2000匹以上にまで増やすことに成功しました。

はじめてメダカを飼おうと思っている人にわかりやすく説明していきますので参考にしてみてください。
準備編の続きになりますのでまだ見ていない方は先にこちらから見ていただいた方がわかりやすいです。

メダカを容器に移す時の注意点!水合わせがメダカ飼育成功の第一歩!!

メダカを容器に放つまでの工程がこの先のメダカ飼育成功の鍵となります。今まで入っていた水と全く違う水に移す訳ですから当然水温も違えば水質も違います。きれいな水だからメダカが喜ぶだろうといきなり放つとメダカに大きなダメージを与えます。今後、水換えする際などでもそうですがメダカを別の水に移す時には必ず「水合わせ」を実施してください。今回は水合わせの手順を紹介します。

容器に水を入れる

最初に決めた飼育場所に容器を設置したら、カルキ抜きをした水を入れます。
カルキ抜きは、市販されている塩素中和剤を使用するか、1日以上汲み置きしておいた水を使用しましょう。

水温を合わせる

● メダカを袋のまま容器に浮かべる。

買ってきたメダカは、袋のまま容器に10分程度浮かべ新しい水との水温を合わせます。

メダカは適応水温5度~30度と幅広い魚ですが、急激な水温変化はメダカに大きなダメージを与えます。

水質を合わせる

● メダカが入っている袋に容器の水を少し入れ10分程度浮かべる。(繰り返し)
この作業を出来る限り何度も繰り返しましょう。
途中、袋の水がいっぱいになってしまったら、メダカが出ないように気をつけながら水を減らしてください。

最初に袋に入っていた水と新しい水の比率が1:2くらいにできれば終了です。

メダカをいきなり水質が違う水に移すとphショックとなり大きくダメージを受けます。極端に違う水質の場合は一瞬で死んでしまうこともあります!また、死なずとも大きなダメージを受けたメダカは病気になりやすく日に日に弱っていってしまうので必ず水質は時間を掛けて合わせてください。

メダカを容器に移す

水温と水質がほとんど同じになったところで、はじめてメダカを容器に放ちます。
袋の口を開きながら容器に沈めて横向きにして、メダカが自分から袋から出ていくのを待ってあげましょう。

はじめのうちは落ち着かない様子のメダカも徐々に慣れていきますので、無理にいきなり餌をあげないようにしましょう。餌の食べ残しは水質悪化に繋がります。

応用編

私がやっている水合わせをご紹介します。
買ってきたメダカが入っている水を新しい飼育容器に入れたくない場合に役立ちます。

(例)水槽で飼いたいのに、買ったメダカの水がグリーンウォーターの場合。

準備するもの

● カルキ抜きした水(余分に)
● 少し大きめの入れ物
● メダカをすくう網

手順

1.新しく設置した容器にカルキ抜きした水を入れ、その水と同じ水温・同じ水質の水を余分に用意する。
2.袋のまま、容器に浮かべ水温を合わせる。
3.少し大きめの容器(袋の水の3倍くらいの水が入る大きさ)にメダカが入った袋の水をメダカごと移す。
4.新しい水を間隔をあけて少しずつメダカの入った容器に入れる。最初に入っていた水の量の3倍くらいになるまで繰り返す。
5.メダカだけを網ですくい新しく設置した飼育容器に移す。

6.容器の水が少なくなった分、最初に余分に用意しておいた水を足し水する。

ポイント

手順で紹介したのは大きめの容器を使いましたが、今までメダカが入っていた水に新しく用意した水を時間を掛けて入れることが出来れば何でも構いません。

まとめ

メダカを容器に移す時の注意点はメダカが今まで入っていた水と新しく用意した水の水温と水質を合わせることです。急激な水温変化や水質変化はメダカに大きなダメージを与えてしまいます。メダカ初心者が、メダカ飼育を始めた早々にメダカが死んでしまうケースのほとんどが水合わせによる失敗です。今回ご紹介した水合わせ手順をするだけでメダカ飼育開始時にメダカが弱ってしまうのを防止することが出来るので是非お試しください。

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