季節の変わり目はメダカにとって病気にかかりやすい時期です。
メダカのかかりやすい病気として「水カビ病」や「尾ぐされ病」などがあげられます。
季節の変わり目の病気対策についてまとめてみましたのでご覧ください。
季節の変わり目が危ない!?
季節の変わり目は朝方の冷え込みによる急激な水温変化や雨による急激な水質変化などがあり環境が不安定になることでメダカが調子を崩しやすくなります。調子を崩したメダカは免疫力が低下し病気にかかりやすくなってしまいます。
メダカがかかりやすい病気
● マウスファンガス(口ぐされ病)
● 水カビ病
他にも白点病などが有名ではありますが、今回は上記の病気について解説します。
尾ぐされ病・マウスファンガス(口ぐされ病)とは
口ぐされ病に感染すると、口の周りにカビが生えたりすることもあります。
尾ぐされ病やマウスファンガス(口ぐされ病)は常在菌のカラムナリスによって発症します。
病気の原因となるカラムナリスは常在菌で水槽の中に常に存在していると言われていますが、メダカの調子が崩れて免疫力が低下することによってメダカが病気にかかってしまいます。
尾ぐされ病の予防
尾ぐされ病の原因のカラムナリスは塩分に弱い菌です。病気の予防として塩を入れておくのは有効です。
尾ぐされ病やマウスファンガスにかかってしまったら
代表的な治療薬はこちら
● グリーンFゴールド
● 観パラD
● エルパージュエース
水カビ病とは
水カビ病は水中に存在している水カビ系糸状菌が傷口に寄生することでかかります。
メダカは喧嘩したり、体をこすることによって怪我をします。ヒレが一番怪我をしやすいことからヒレからの水カビ病が多くみられます。糸状菌は常に水槽内に存在している菌ですがメダカに怪我もなく元気な場合感染しません。
また、尾ぐされ病きっかけで幹部から水カビ病を併発することもあります。
水カビ病の予防
水カビ病の原因の水カビ系糸状菌はカラムナリスに比べ塩分に強い菌ですが、病気は併発することが多いので結果的に塩は有効です。
水カビ病にかかってしまったら
水カビ病の代表的な治療薬はこちら
● ニューグリーンF
● グリーンFリキッド
● アグテン
他のメダカに病気はうつるのか?
上記の病気に関してはうつりません!
どちらの病気も原因となる菌はもともと水槽内に存在していますが健康なメダカには感染しませんので1匹のメダカが感染したからといって別のメダカにうつることはありません。
ただし、そもそも水質悪化が原因でエラ等を痛めてしまって菌に感染しているとしたら他のメダカも同じくエラを痛めている場合病気がうつるというより他のメダカも同じ病気にかかってしまうことがあるので複数匹が感染しているようなら早急に水換えをしてください。
おすすめの治療薬と使用方法
尾ぐされ病や水カビ病のおすすめの治療薬は「メチレンブルー水溶液」です。
使用する際にはパッケージに記載されている分量などを参照して頂きたいのですが、細かい使用方法を紹介します。
● 病気を発症したメダカを移します。
● 直射日光の当たらない場所に置きましょう。
● 治療中は餌を与えないでください。
● 4日目くらいでメダカの様子を確認して幹部が小さくなっていたら水換えする。
● 水換え後から少しずつ餌やりを開始する。
● 1週間くらいで完治しますのでメダカの様子を確認して元の容器に戻します。
治療中の餌について
治療を開始したら餌は切ります。メダカは1週間くらい餌を与えなくても死にませんのでご安心ください。
治療開始から4日目くらいの様子で水換えをした後、餌を与えますが極々少量からスタートしてください。ミジンコやゾウリムシが用意できる様ならスタート時は生餌がベストです。
治療中の水換えについて
治療開始から4日目くらいでメダカの様子や幹部の様子を確認し水換えをしますが、その際はメチレンブルーの濃度を薄めにします。
まとめ
季節の変わり目のメダカは環境の変化によって「尾ぐされ病」や「水カビ病」にかかりやすい時期です。
これらの病気は早期発見すればほぼ完治させることが可能です!!また、病気の進行が激しくてもメチレンの薬浴であれば体内まで浸透するのでかなりの確率で完治させることが出来ます。
メチレンブルー水溶液はメダカの卵の管理にも使えますので常時1本持っておくといざという時役立ちます。
今回のまとめ記事は以下の「媛めだか(様)」「美心めだか(様)」のYouTube動画を基にまとめています。どうぞご覧ください!
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