こんにちは、スパイメダカです。
春の到来と共にメダ活を開始したというメダカ愛好家のSNS投稿が増えてきた今日この頃、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
まずはこちらの動画をご覧ください。
メダカのリハビリ??越冬明けのメダカ飼育のポイント
メダカは冬の間容器の底で春の訪れをじっと待っています。その間必要以上の餌はほとんど食べておらず体形もやせ細り体力も低下しています。暖かくなり始めメダカが頻繁に水面に上がってき始めるとメダカよりも先にメダカ飼育者である我々の方が先にテンションが上がってしまいがち。メダカの体力を早く回復させたいがあまり餌を大量にあげたり、観察しやすい様に汚れた容器を洗うために多量の水換えなどしていませんか??メダカにとって越冬明けの季節は言わばリハビリ期間のようなもの、メダカのペースに合わせた体力回復をしていくことが極めて重要です。
では、越冬明けメダカのリハビリ期間のポイントとは...
● メダカの負荷になることはしない
● 給餌(えさやり)開始の見極め方
● 給餌(えさやり)開始後の注意点
日中の急激な水温上昇を防ぐ
越冬明けのメダカは体力が低下しているところに春先の気温変化による水温変化に対応できずに死んでしまうケースがあります。朝晩の冷え込みに対し日差しが強い日中は水温が急上昇してしまい、1日を通して水温変化が激しい季節なのです。
せっかく冬を乗り越えてこれからメダカにとって活動的な季節という時に死んでしまうのは悲しいですよね。
では、体力を回復しながら水温変化に対応できるようになるまでの間、何をしたら良いのでしょう?
これぞ美心めだか様のテクニックと言えます。
メダカにすだれと言ったら真夏の必須アイテムですが、この時期にすだれを使う事で急激な水温上昇を和らげることができるのです。
越冬明けのメダカの負荷になること
● 全換水など多量の水換えをする
● ペア組みや選別などの目的で別の容器に移す
● 日当たりの良い場所を探して容器を移動させる
これらは全て水質や水温の急激な変化を伴います。特に体力が低下している状態での飼育環境の変化はメダカにとって負荷になります。
焦らずゆっくりと体力の回復を待ちながら1ヶ月くらいかけて飼育環境を整えることをおすすめします。
給餌(えさやり)開始の見極め方
次に餌をあげ始めるタイミングと餌を与える時間帯についてのポイントはこちら。
● メダカが日中水面に上がってきている時
給餌開始のタイミングは美心めだか様のように平均水温でみるパターンと最低気温でみるパターンと人それぞれですが、どちらのパターンでも共通して言えることは4日以上連続して気温が安定して暖かくなっているということです。
そして、餌を与える時間帯については日中のメダカが水面に上がっている最も活性が高い時間帯にあげるのがベストです。
給餌(えさやり)開始後の注意点
● えさやりは1日1回
● なるべく気温の高い時間帯に餌をあげる
● 10日間で全換水するくらいの量の部分換水
● 水換えは給餌前後2時間は避ける
給餌を開始するとメダカの体力を早期回復したくなり餌を多量に与えすぎてしまいます。給餌開始直後の1週間はメダカ1匹につき2口程度のえさやりを1日に1度だけにしましょう。
また、急激な水質変化をしないように水換えは毎日2割程度を目安に部分換水しましょう。
屋外飼育の場合、容器の底に沈殿物などが溜まっていると思いますが、メダカにとってきれいな水にするバクテリアが住み着いていますので一気にきれいに片付けるのではなく徐々に取り除くようにしましょう。
越冬明けのメダカ飼育のポイントまとめ
いかがでしたでしょうか?
越冬明けのメダカの体力を回復させるにあたり飼育者が心掛けなくてはいけないのは、メダカ目線に立ち体力低下しているメダカに負荷を与えないように時間を掛けて環境を整えてあげることが重要だということです。
楽しみにしていたメダ活が再開するということで飼育者が先行して先走ってしまうと思わぬ落とし穴があります!!
1ヶ月程度はメダカのリハビリ期間だということを前提に時間を掛けて環境作りをしてあげてください。
私もかなり先走る傾向にあり、今回の記事を書きながら反省すべき点ばかりでした。
記事を公開するタイミングが少し遅くなってしまいましたが越冬明けさせていない地域の方の参考になれば幸いです。
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