過密注意!?メダカの稚魚を上手に育てるポイント

簡単飼育

こんにちは、スパイメダカです。

熱帯魚歴28年。
メダカ歴はたったの2年の私ですが、15匹からはじめたメダカを約半年で2000匹以上にまで増やすことに成功しました。

はじめてメダカを飼おうと思っている人にわかりやすく説明していきますので参考にしてみてください。

過密注意!?メダカの稚魚を上手に育てるポイント

メダカの針子も2週間も経つと稚魚と呼ばれるサイズまで成長します。今回はメダカの稚魚の育て方について説明します。

メダカ容器の大きさと過密具合

メダカの針子が成長し稚魚と言われるサイズに成長した頃にはそれまで育てていた容器も小さくなり始めます。
次の写真の左側容器で80匹ほど入っていますが、これもそろそろ過密になってきています。

では、過密になるとどうなってしまうのか...?

● 成長スピードが遅くなる。
● メダカ容器の水の劣化スピードが早い
● 最悪の場合は酸欠で死んでしまう。

メダカの成長スピードは容器の大きさによって影響を受けますが、それと同じくメダカ1匹当たりの水量にも影響があります。
メダカを早く大きくしたければ容器を大きくして飼育する稚魚の数を減らすのですが、それをすると飼育スペースがどんどん圧迫していきます。
また、過密飼育では飼育水の劣化が早い為、日々のメンテナンスが大切です。メダカの排泄物により水が悪くなるので定期的に底に沈んだ排泄物をスポイトで吸い出し、減った分の水を足し水する作業をおすすめします。
容器の大きさに対して多めの稚魚を飼育するのであればエアレーションを導入することで酸欠防止になり多少の過密飼育でしたらカバーできると思います。

これはあくまでもエアレーション有りでやっている私の場合ですが、写真の右側容器(セリアのスタッキングボックス)で80匹~100匹の針子を育て、稚魚になって過密を感じ始めたら同じ容器で50匹まで数を減らし、さらに稚魚が大きくなってきたら30匹まで減らします。1。5cmくらいまで成長したら大きい容器に移します。

メダカの成長スピードのバラつき

同じ時期に生まれたメダカでも、極端に成長スピードが早いメダカと極端に遅いメダカがいます。大きさにバラつきがある状態でそのまま同じ容器で飼育すると小さい稚魚は餌が食べられなかったり、大きいメダカに追い回されて死んでしまうケースもあります。
メダカ容器の中のメダカの大きさが大体同じになるように定期的にメダカを選別して別容器に移してください。


写真は容器の水換えをする際に、それぞれの容器の稚魚をひとつの大きい容器にまとめ、容器の洗浄が終わってから大きさ別で改めて振り分けている時の写真です。

背まがりなどの奇形メダカを発見したら

奇形のメダカを発見したらメダカを累代する際に奇形を遺伝してしまう確率があるので別容器に移します。大切な命です!責任をもって最後まで大切に育てましょう。

特殊な奇形を狙って累代しダルマメダカなどの新たな品種を誕生させる手法もあるのですが、私は「神の領域」だと思っています。

私の場合は、奇形メダカ専用の大きなトロ船を用意して最後まで飼育しています。

メダカの稚魚の育て方まとめ

飼育スペースに余裕があり稚魚を早く大きくしたいなら大きい容器がおすすめです。
メダカの稚魚の成長スピードにはバラつきがあり、同じ容器内の同じ時期に生まれたメダカでも極端に成長が早い稚魚もいれば、極端に成長の遅い稚魚も出てきます。定期的にサイズが均等になるように選別して大きさを揃えてあげることでその後の成長が早くなります。
また、あきらかな奇形メダカを発見したら、その都度別容器に移しましょう。

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